僕の海外ドラマ

毎日海外ドラマを観てる僕のブログです。

キャリー・フクナガって何者?って話。

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画像引用元:Why Cary Fukunaga Loves Staff Picks – Outtake by Tribeca Shortlist


どうも僕です。

最近はHuluにPrimevideoにNetflixと、新作がバンバン出ててますね。

特にPrimevideoはしれっと「THIS IS US 36歳、これから」の配信を始めました。

いつも思うんですが、PrimevideoはTOP画面でまっちゃんの番組とかアニメを紹介してるけど、

海外ドラマの新作がぞくぞくと入ってる事をもっと主張した方が良い。

「THIS IS US」なんか他所はどこも扱ってないんだから、もっと主張してくれよ!!

シリコンバレーのS5が観れる事だって凄いじゃないか!!!


さて、今日は気になるニュースが入ってきたので、そちらについて書きます↓
www.sankei.com


「007」の次回作の監督が「キャリー・フクナガ」に決まりましたよってニュースです。

かなりイケメンの監督さんなので、「キャリーがボンドもやっちゃえよ!」って声がTwitterを始めネットで結構挙がってますね。


このニュースはYahooのトップでも紹介されてたので、かなりの数の人が見たと思います。


ただね、普段から映画とか海外ドラマに詳しい人は、


「おぉ、マジか!キャリー・フクナガか!」


って驚いていると思うのですが、

そこまで興味の無い人からしたら、


誰やねんこのイケメンは

なんでこんなに話題になってるの?


って思ってるはずです。


そこで、今回は「キャリー・フクナガ」が何者なのか、

なぜここまで話題になっているのか?

について書いてみます。

■キャリー・フクナガ プロフィール

Embed from Getty Images

生年月日:1977年7月10日
国籍:アメリカ
身長:187cm
父親:アンソニー・シャゾ・フクナガ(日系アメリカ人)
母親:グレッチン・メイ・グルーフマン(スウェーデン系)
配偶者:なし(独身)

【職業】

映画監督/脚本家/作家/撮影技師

【主な作品】

・Victoria para chino (2004)
・闇の列車、光の旅 Sin nombre (2009)
・ジェーン・エア Jane Eyre (2011)
・TRUE DETECTIVE/二人の刑事 True Detective(2014) シーズン1監督
・ビースト・オブ・ノー・ネーション Beast of No Nation(2015)
・マニアック Maniac (2018) リミテッドシリーズ監督
・007 第25作(題名未定) (2020) 監督

【SNS】

公式アカウント無し。

※詳しい生い立ちや経歴はwikipediaで確認してください↓
キャリー・フクナガ - Wikipedia

■「TRUE DETECTIVE/二人の刑事」の監督だった

正直僕も「キャリーって誰やねん。日本人なん?」って思ってたんですが、

TRUE DETECTIVE/二人の刑事」の監督だったと聞いてブッ飛びました。
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海外ドラマに詳しくない人でも、

古くは「24」、ここ数年だと「ウォーキングデッド」や「ゲームオブスローンズ」、

最近だと「ストレンジャーシングス」っていう名前のどれか一つくらいは聞いた事あると思うんです。

あとは海外ドラマ好きなら「ブレイキングバッド」も当然知ってると思います。


そんな有名作品を含め、僕は海外ドラマ歴12年で100作以上の作品を観てきたのですが、

「おすすめ作品は何か?」と聞かれた時に、必ず名前を挙げるのがこの「TRUE DETECTIVE/二人の刑事」です。


(まぁ、僕のことはどうでもいいですけど)



「ゲームオブスローンズ」や「ブレイキングバッド」って、

海外ドラマ好きなら大体観てるし、観たけど合わなかったって人が多いのですが、


意外と「TRUE DETECTIVE/二人の刑事」は観てない人が多い。

エピソード4のこの6分間の襲撃シーンは奇跡です↓

youtu.be

こんなカメラワーク見た事が無い。

まるでゲーム画面でもやっている様な、またはドキュメンタリーでも見ているかの様なシーンです。

ちなみに監督のキャリーはこの作品で
エミー賞:監督賞ドラマシリーズ部門」を受賞しています。

このドラマを観てもらえれば、次回の007が絶対に面白い作品になるって事が分かると思います。

■「IT/イット"それ"が見えたら、終わり。」の監督だった!?

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日本でも2017年に公開されて話題となったスティーブンキング原作の「IT それが見えたら、終わり。」ですが、

当初監督はキャリー・フクナガでした。

製作費やクリエイティブ面で折り合いがつかなくなって降板したみたいです。

参考記事↓
eiga.com

ただ、ITの脚本はキャリー・フクナガも共同で書いているので、

映画のヒットにキャリー・フクナガが関係しているのは間違いないでしょう。

キャリー版「IT」も観てみたかった!!

■キャリー・フクナガが007の監督をする意味

さて、キャリー・フクナガが007の監督をする事が世間を騒がせているのは、

若くてイケメンで才能があるからってだけでは無いのです。

・007史上初のアメリカ人監督

まずこちらの007歴代監督をご覧ください↓

作品名 公開年 監督 国籍
ドクター・ノオ(007は殺しの番号) 1962 テレンス・ヤング 英国
ロシアより愛をこめて(007危機一発) 1963 テレンス・ヤング 英国
ゴールドフィンガー 1964 ガイ・ハミルトン 英国
サンダーボール作戦 1965 テレンス・ヤング 英国
007は二度死ぬ 1967 ルイス・ギルバート 英国
女王陛下の007 1969 ピーター・ハント 英国
ダイヤモンドは永遠に 1971 ガイ・ハミルトン 英国
死ぬのは奴らだ 1973 ガイ・ハミルトン 英国
黄金銃を持つ男 1974 ガイ・ハミルトン 英国
私を愛したスパイ 1977 ルイス・ギルバート 英国
ムーンレイカー 1979 ルイス・ギルバート 英国
ユア・アイズ・オンリー 1981 ジョン・グレン 英国
オクトパシー 1983 ジョン・グレン 英国
美しき獲物たち 1985 ジョン・グレン 英国
リビング・デイライツ 1987 ジョン・グレン 英国
消されたライセンス 1989 ジョン・グレン 英国
ゴールデンアイ 1995 マーティン・キャンベル ニュージーランド
トゥモロー・ネバー・ダイ 1997 ロジャー・スポティスウット カナダ
ワールド・イズ・ノット・イナフ 1999 マイケル・アプテッド 英国
ダイ・アナザー・デー 2002 リー・タマホリ ニュージーランド
007 カジノ・ロワイヤル 2006 マーティン・キャンベル ニュージーランド
007 慰めの報酬 2008 マーク・フォースター ドイツ
007 スカイフォール 2012 サム・メンデス 英国
007 スペクター 2015 サム・メンデス 英国

「国籍」の部分に注目して欲しいのですが、ほとんどが「英国」出身者の監督です。

そもそも007はイギリスの小説が原作で、内容もイギリス秘密情報部 (MI6)の工作員が主人公のお話。

1995年にニュージーランド出身の「マーティン・キャンベル」が監督を務めるまでは、監督は全員イギリス人でした。

※ちなみに、ニュージーランド人は90%がイギリス系と言われています。


その後、カナダ人、ドイツ人の監督が制作していますが、映画大国「アメリカ」出身の監督がメガホンを取った事は一度もなかったシリーズ。

キャリー・フクナガは日系アメリカ人。国籍は当然「アメリカ」。

キャリーはアメリカ人として初めて007シリーズの監督になった人なのです。(「日系」としても初めて。)

その事が今回の監督発表ニュースが盛りあがっている理由の一つ。

・イドリス・エルバとの関係

更に、キャリーが監督を務める次回の007が最後と宣言している6代目ジェームズ・ボンドの「ダニエル・クレイグ」。

抜擢された時こそ賛否両論を巻き起こしたダニエル・クレイグのボンドですが、いざ映画が公開されると、

今までにない「新しいボンド」として大人気となり、次回以降もボンドを続けて欲しいとの声が多く挙がっています。


では、誰が大人気のダニエル・クレイグからボンド役を引き継ぎ、

「7代目ジェームズ・ボンド」となるのか?と世界中のファンが注目する中、

「イドリス・エルバ」という俳優がボンドになるのでは?というニュースが出回りました。
Embed from Getty Images


写真をご覧になって頂ければ分かると思いますが、イドリス・エルバは「黒人」です。

もしイドリス・エルバがボンド役に抜擢されれば、

初の「黒人ジェームズ・ボンド」が誕生となるワケです。

当然これもファンの間では賛否両論を巻き起こし、イドリス・エルバ本人が「興味はある」としながらも、一連の就任報道を否定しました。

www.cinematoday.jp

これが2018年8月の事です。

前置きが長くなりましたが、

実はイドリス・エルバは、キャリー・フクナガが監督を務めたNetflix初のオリジナル映画「ビースト・オブ・ノー・ネーション」に出演していて、
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プライベートでも仲の良い友人と言われています。

www.instagram.com



つまり、キャリー・フクナガが次回作の監督に決まったという事は、

やっぱり7代目のボンドはイドリス・エルバになるのでは?という憶測が再加熱しているのです。


当然なにか発表があったワケではありませんし、たたの憶測ですが、

イドリス・エルバ抜擢の噂が出た後に友人のキャリー・フクナガが監督に決まったと報道されれば、そう思うのも仕方ないと思います。

■Netflix話題の新ドラマ「マニアック」

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007の話が長くなってしまいましたが、キャリー・フクナガの最新作はNetflixのオリジナルドラマ「マニアック」です。

主演が「エマ・ストーン」と「ジョナ・ヒル」という超豪華キャストが話題のドラマ。
Embed from Getty Images


僕も1話だけ観てみましたが、正直1話だけを観た感想は「さっぱり分からん」でした笑

なんの前情報も無しに観てるので、今後どんな展開になるのかまるで予測がつきません。

(時代背景は1980~90年前半っぽいけど、、現実世界とは別の発展をしている世界のSF系ドラマ・・・?)

主演の二人に加え、監督がキャリー・フクナガなら間違いないとは思うので、今月中に一気に観たいと思います。

■キャリー・フクナガまとめ

色々と書きましたが、「キャリー・フクナガ」についてまとめますと、

・高身長イケメン

・TRUE DETECTIVEなど素晴らしい作品を作る才能の持ち主

・「IT/イット"それ"が見えたら、終わり。」の監督を降板していた。

・次回の007でアメリカ人初の監督を務める

・7代目ボンド役に噂されている俳優と友達

・昔、ちょっとだけ日本に住んでいた

・高身長イケメン


と、いう事ですね。(大事なことは2回書きます。)


とにかく個人的には「TRUE DETECTIVE」との監督だったという事が分かって超驚き&尊敬です。

この人が007を作るなら間違いなく面白いと思います。

先ずはNetflixにある「ビースト・オブ・ノー・ネーション」を観て、

暫くキャリー・フクナガが関わっている作品を漁ってみたいと思います。



それでは。